起業は簡単。でも経営は地獄?「起業と経営者の違い」をリアルに語る。
最近「誰でも社長になれる時代」と言われます。SNSを見ても、「起業しました!」「法人化しました!」といった投稿が溢れています。
しかし、社長と名乗るのは簡単でも、経営者として生き残るのは、まったく別の話です。
本記事では、実際に起業して地獄のような1年目を乗り越えてきた筆者が、“起業”と“経営”の違いについて、リアルな経験をもとに解説します。
Contents
起業は誰でもできる。でも経営は一握りしか続かない
「会社をつくること自体」は本当に簡単です。書類を出して、法人化すればそれで“社長”にはなれます。
しかし「経営」はそうはいきません。
たとえば、僕は最初テレアポで営業を始めました。
1日100件以上電話しても、成果はゼロ。無力感に押しつぶされそうでした。
次に“経営者会”へ顔を出しましたが、誰にも相手にされない日々。
名刺交換をしても「誰?」という空気が流れます。
時間と精神を削りながら、少しずつ信頼を積み上げていくしかありませんでした。
これが、「社長」と「経営者」の違いです。
人を信じ、裏切られ、それでも前に進む力が必要
起業をして一番辛かったのは、人間関係の“裏切り”でした。
・前職の後輩が会社に入ると信じていたのに、突然連絡が取れなくなる
・LINEは既読スルー、返信は一切なし
信じていた分、ダメージも大きかった。
経営者は「裏切られても、恨まず、前に進まなければならない」職業です。
金のトラブルは信頼も組織も壊す
お金の問題も経営者にはつきものです。
・業務委託の人に飛ばれて900万円の損失
・間借りしていた場所で、知人社長の口座から2000万円の盗難事件発生
この経験で学んだのは、「契約の有無ではなく、管理体制とリスクヘッジの重要性」でした。
甘さは一瞬で命取りになります。
起業で成功する人の共通点とは?
では、そんな中でも生き残っている経営者に共通する特徴は何か?
- メンタルが図太い(折れない)
- 仕組みと人脈を“先に”つくっている
- 人を疑うのでなく、信じても崩れない仕組みを持つ
- 「社長業」ではなく「経営の原理原則」に忠実
そして何より、“覚悟”がある。
見栄でもなく、金のためでもなく、「本気で事業を育てる覚悟」がなければ、続かない。
まとめ:あなたは社長になりたい?それとも経営者になりたい?
起業は誰でもできる。けれど、経営は誰でも続けられるものではありません。
見えない孤独やトラブルと闘いながらも、諦めずに走り続けた人だけが“経営者”と呼ばれます。
これから起業を目指すあなたには、ぜひその違いを理解して、準備してもらいたい。
無料リソース・おすすめツール
- 【LINE登録】じーつー社長に起業相談できます!こちらからどうぞ!